兵庫県姫路市のアスリート整体RECONです。
柔軟性についての記事です。
柔軟性の定義
■1つまたは複数の関節において、運動可能な生理的最大範囲
■関節において達成することができる最大運動域
■運動に関与する全ての筋肉が柔軟であり、各関節のもつ生理的運動範囲の最大限の獲得
■1つの関節、あるいは一連の関節の可動範囲
関節可動域の制限因子
①関節の構築学的因子
②主働筋の収縮力
③拮抗筋の伸展性
各関節の正常可動域
肩 | 屈曲180 伸展50 内転0 外転180 内旋80 外旋60 |
肘 | 屈曲145 伸展5 |
前腕 | 回内90 回外90 |
手 | 屈曲90 伸展70 外転25 内転55 |
股 | 屈曲125 伸展15 外転45 内転20 内旋45 外旋45 |
膝 | 屈曲130 伸展0 |
足 | 屈曲45 伸展20 |
足部 | 内返し30 外返し20 |
ストレッチの種類
■スタティックストレッチ(静的ストレッチ)
伸張反射を誘発しないようにゆっくりと、目的となる筋肉を一定時間、意識的に伸ばす。実施中は呼吸を止めない。開始姿勢から息を吐きながら伸ばし、可動域まで到達したら保持する。
■動的ストレッチ
①バリスティックストレッチ
反動を利用して筋肉を伸展させるストレッチングであり、従来より行われている2人組の柔軟体操が代表的であり、伸張反射を誘発し、強制的に引き延ばされるので損傷を起こしやすい。
②ダイナミックストレッチ
より特異的なスポーツ動作を模倣して行い、拮抗筋群を対象に動的に行う。
主働筋を収縮させることで拮抗筋の弛緩を促す。
■徒手抵抗ストレッチ
パートナーストレッチで筋の最大収縮を起こすことで、筋の最大弛緩をもたらし、それによって可動域の改善を図る。
まとめ
疲労、怪我、長期にわたる運動不足で筋肉は短縮し柔軟性が低下する。
可動域制限が生じるとスポーツ傷害の発生要因となる。
①大腿四頭筋の柔軟性低下→ジャンパー膝、オスグットなど
②ハムストリングスの柔軟性低下→肉離れの発生
③腰背部の柔軟性低下→腰椎前弯から腰痛
④下腿三頭筋の柔軟性低下→アキレス腱炎、アキレス腱断裂
運動と同様にストレッチも、しっかり行いましょう。
施術には、保護者・指導者の方の立ち合いも可能です。
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施術責任者
中井 尊弥 Takaya Nakai
保有資格 | 理学療法士 FRP(ファンクショナルローラーピラティスインストラクター) |
略歴 | 2019 年 理学療法士免許 取得 2019 年~2023 年 病院勤務(理学療法士) 2023 年~整形外科勤務 |
トレーナー歴 | 2019 年~ コンディショニングコーチ、パーソナルトレーナーとして活動 2021 年~ ■プロ野球選手のメンテナンス及びトレーニング指導 ■兵庫県パラ・パワーリフティング連盟 医科学委員長 ■パワーリフティングチームRECON コンディショニングコーチ |
アスリート整体RECON
兵庫県姫路市飾磨区構4丁目127 トレーニングジムRECON2階
電話 079-280-2085