股関節を曲げる筋肉で代表的なのが腸腰筋です
この腸腰筋ですが単なる股関節を屈曲させるだけでなく複数の機能があります
・下肢が固定されているときは骨盤前傾に作用(この骨盤前傾の際に広背筋と起立筋が共同収縮)
・立位時の腰椎の安定性に作用
・立位姿勢時に大腰筋が軽度伸展モーメント、下部腰椎に対して屈曲モーメントとして機能
(これにより腰椎前弯となる)
また機能不全が起きると腰痛の原因にもなります
なぜ腰痛と腸腰筋が関係しているか・・・
人間には重力に逆らう筋肉『抗重力筋』があり一度覚えたことを無意識にできるよう小脳と連動して働く便利な筋があります
その筋の中に脊柱起立筋が背部にはありますが腹部は体性感覚に支配されており自身で収縮を働かせないと機能しにくい筋となっています
本来、腹部と背部は同等の収縮強度必要でありどちらか片寄って収縮すると反り腰や猫背となり姿勢が保てません
腹部の収縮は常に意識して働かせないと背部の収縮に負けてしまうことになります
つまり、腹部の収縮を意識しないと背部の収縮時間が長くなり腸腰筋が伸張されることで腰椎の安定性が崩れ腰痛となります
このように自身で腹部の収縮をコントロールできなくなると怪我につながるリスクが高まります
腸腰筋の機能と腹部の重要性が同時に理解できれば怪我を防ぐことができるので意識してみてください!
施術には、保護者・指導者の方の立ち合いも可能です。
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施術責任者
中井 尊弥 Takaya Nakai
保有資格 | 理学療法士 FRP(ファンクショナルローラーピラティスインストラクター) |
略歴 | 2019 年 理学療法士免許 取得 2019 年~2023 年 病院勤務(理学療法士) 2023 年~整形外科勤務 |
トレーナー歴 | 2019 年~ コンディショニングコーチ、パーソナルトレーナーとして活動 2021 年~ ■プロ野球選手のメンテナンス及びトレーニング指導 ■兵庫県パラ・パワーリフティング連盟 医科学委員長 ■パワーリフティングチームRECON コンディショニングコーチ |
アスリート整体RECON
兵庫県姫路市飾磨区構4丁目127 トレーニングジムRECON2階
電話 079-280-2085