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肩関節の機能(肩甲上腕リズム)

今回は肩関節の機能で代表的な肩甲上腕リズムについて書いていきます。

少し難しいと思いますが運動連鎖でとても重要となしますので一度読んでみてください!

目次

肩甲上腕リズム

健常な肩では肩甲上腕関節の外転と肩甲胸郭関節の上方回旋との間に自然な運動リズムがありこれを肩甲上腕リズムと言い、肩関節を代表する運動学ともいわれています。肩関節外転45°を超えるところからスタートし、肩甲上腕関節の挙上と肩甲胸郭関節の比率は2:1といわれております。3°ごとの肩関節外転で2°は肩甲上腕関節(GH)の外転、1°は肩甲胸郭関節(ST)での上方回旋です。肩甲胸郭関節の上方回旋は胸鎖関節の挙上・後方回旋と、肩鎖関節での上方回旋や後傾の組み合わされた協調運動によって行われています。肩関節外転のの参考可動域は180°と言われていますが、GHでの外転120°とこれと同時に生じるSTでの上方回旋60°が合わさった結果となります。

肩関節外転45°からスタートした肩甲上腕リズム

各関節の動き

肩甲上腕関節→120°外転、45°外旋

胸鎖関節→25°挙上・後方回旋、15°後退

肩鎖関節→35°上方回旋

肩甲胸郭関節→60°上方回旋

肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節を足して180°の正常角度となる!

肩甲上腕リズムの動き

肩を挙げる単純な動作でも上記の関節が複雑な動きをして初めて動作が成立しています。スポーツでは特に日常生活より複雑な動きをするため、ストレスや疲労がたまりやすいため日々のケアをおろそかにしてしまうと故障の原因となるのでケアをすることが大切です。

施術責任者

中井 尊弥 Takaya Nakai

保有資格理学療法士
FRP(ファンクショナルローラーピラティスインストラクター)
略歴2019 年 理学療法士免許 取得
2019 年~2023 年 病院勤務(理学療法士)
2023 年~
トレーナー歴2019 年~ コンディショニングコーチ、パーソナルトレーナーとして活動
2021 年~
■プロ野球選手のメンテナンス及びトレーニング指導
■兵庫県パラ・パワーリフティング連盟 医科学委員長
■パワーリフティングチームRECON コンディショニングコーチ
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