筋疲労とは生理学的に筋収縮時の筋張力が急激に低下する時期といわれています。
~乳酸蓄積の流れ~
筋肉を動かすためのエネルギーは糖質である筋グリコーゲンであり、これが分解されATP(アデノシン三リン酸)が作られることで産生されています。筋グリコーゲンの分解と同時に乳酸産生されます。
乳酸はいったん中和させてからミトコンドリアで酸化し、エネルギー源として再利用されます。乳酸の産生が消費量を上回ると乳酸が蓄積します。これにより乳酸の生成過程で発生する水素イオンの影響により身体が酸性へと傾くとエネルギーである筋グリコーゲンの貯えがなくなり筋疲労が起こります。
筋肉は収縮するまでに多くの過程があり、それぞれの過程中に疲労が生じます。特に筋疲労に関しては収縮から回復過程における乳酸の蓄積によって生じる筋細胞の酸性化、ATP分解の進行によって生じる無機リン酸の蓄積の両者が収縮張力を低下させるといわれています。
トレーニングによる疲労
①疲労物質の蓄積(乳酸の蓄積)
②エネルギー源の消耗(グリコーゲンの消耗)
③調整機能の失調(中枢神経系の調整機能の遅延と消耗)
一時的な筋疲労は疲労物質の蓄積と関係が深く、ほとんどは乳酸が筋や血液中に蓄積し高いレベルに達したときに疲労が起きます。
また乳酸の蓄積は早期筋疲労の誘因となることが多いです。一方中等度、それ以下の軽度の運動では疲労に達するまでの限界時間が長くなりエネルギー消費量が大きく血中の糖量の低下がみられます。
スポーツの際は消化に負担がかからないようジュースなどで糖分を補給し疲労が蓄積しないようにすることが大切です。また試合の空き時間が長い場合は消化の早い固形物を摂取しパフォーマンスを維持することが大切です。
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施術責任者
中井 尊弥 Takaya Nakai
保有資格 | 理学療法士 FRP(ファンクショナルローラーピラティスインストラクター) |
略歴 | 2019 年 理学療法士免許 取得 2019 年~2023 年 病院勤務(理学療法士) 2023 年~ |
トレーナー歴 | 2019 年~ コンディショニングコーチ、パーソナルトレーナーとして活動 2021 年~ ■プロ野球選手のメンテナンス及びトレーニング指導 ■兵庫県パラ・パワーリフティング連盟 医科学委員長 ■パワーリフティングチームRECON コンディショニングコーチ |
アスリート整体RECON
兵庫県姫路市飾磨区構4丁目127 トレーニングジムRECON2階
電話 079-280-2085